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逃げるサホヒメ

生まれたばかりの御子を天皇に託し、クーデターを起こした兄と共に死のうとする皇后サホヒメ。 皇后を取り戻したい天皇軍。 御子を受け取ったと同時にサホヒメを捕まえようとしますが、手を取ると手玉の緒が切れ、服を掴むと脆く破れ、髪を掴むと髪が落ちました。 目次

アマテラスの田畑〜農耕起源神話②

アマテラスは天熊人(アメノクマヒト)にウケモチの様子を見に行かせました。 天熊人が見に行くと、ウケモチの屍の頭から牛馬、額から粟、眉から蚕、目から稗、腹から稲、陰部に麦、大豆、小豆が生じていました。 天熊人はそれらを集めて持ち帰りました。 「これらの物は現し世の人々が食べて活くべきものだ。」 アマテラスは喜んで粟・稗・麦・豆を畑に撒き、稲を水田に植えました。 秋、アマテラスの水田の稲穂は八握りもあるほど実りしなっていました。 また、アマテラスは口に蚕の繭を含んで糸をひく事が出来ました。 養蚕の始まりです。 ツクヨミとウケモチ〜農耕起源神話① アマテラスの田畑〜農耕起源神話② 目次

ツクヨミとウケモチ〜農耕起源神話①

アマテラスが弟のツクヨミに言いました。 「葦原中国(あしはらのなかつくに・地上世界)にウケモチがおられるそうです。行って見てきてください。」 命を受けたツクヨミは山城の桂の里(今の京都市西京区桂のあたり)の桂の木に降りました。 ウケモチはイザナキとイザナミから生まれた食物の神です。 ウケモチが顔を陸に向けると口から米が出てきました。 ウケモチが顔を海に向けると口からたくさんの魚が出てきました。 ウケモチが顔を山に向けると口からたくさんの獣が出てきました。 ウケモチはそれらを机にのせてツクヨミをもてなしてくれました。 「けがらわしい、口から吐き出した物を勧めるのか!」 ツクヨミはウケモチを斬り殺してしまいました。 ツクヨミが戻って報告すると、アマテラスは怒りました。 「お前は悪い神だ。お前の顔はもう見たくない!」 日の神と月の神は昼と夜に別れて住むことになりました。 ツクヨミとウケモチ〜農耕起源神話① アマテラスの田畑〜農耕起源神話② 目次

イザナギの黄泉国訪問

黄泉の国へ妻のイザナミを迎えに来たイザナギ。 イザナギと一緒に地上世界に戻りたいイザナミ。 「黄泉国の神と相談している間、私の身体を見ないでください」イザナミはそう言いましたが、イザナギは待ちきれずに見てしまいます。 イザナミの身体にはウジがわき8種の雷神が成っていました。 目次

億計(オケ)と弘計(ヲケ)

大泊瀬皇子は市辺押磐皇子に「近江で一緒に狩りをしよう」と言って誘い出し、弓矢で射殺してしまいました。 市辺押磐皇子が次の天皇の有力候補だったからです。 市辺押磐皇子の幼い子ども達、兄のオケと弟のヲケは自分達の身も危ないと悟り、丹波を越えて播磨まで逃げました。 オケとヲケは身分を隠して播磨で牛馬の世話係として雇われる事になり、大和では大初瀬皇子が即位して雄略天皇となりました。 目次

大物主と倭迹迹日百襲姫

倭迹迹日百襲姫(ヤマトトトヒモモソヒメ)の夫は昼間は姿を見せず、夜にだけやって来ました。 倭迹迹日百襲姫は明るい昼間に夫の顔を見たいと思いました。 「どうか朝までここに居てくれませんか?」 目次

天孫降臨

地上世界の最初の覇者 大国主を排除して、代わりに降ろされたのが生まれたてのニニギです。 多くの神々、三種の神器、斎庭の稲穂と共に宮崎県の高千穂に降りました。 ニニギのフルネームは、 アメ ニキシ クニ ニキシ アマツ ヒコ ヒコ ホノ ニニギ 天を和らげ国を和らげ稲を賑やかに実らせる日の子という意味の名です。 国譲り神話 目次

大津皇子と大伯皇女

「うつそみの 人なる我や 明日よりは 二上山を 弟と我が見む」 (この世に生きる人である私は明日から二上山を弟と思おう) 謀反の罪を着せられて二上山に埋められた弟 大津皇子を想う姉 大伯皇女の歌です。 目次

国譲り神話

稲佐の浜に霊剣フツノミタマを逆さに突き立てるタケミカヅチ。 難航していた大国主から天孫族への権力移行の決定打になりました。 目次

伊勢物語

伊勢物語の一場面。 藤原高子を盗み出して逃げる在原業平。 目次